療育事業について

感覚は、私たちに見たり、聞いたり、触ったり、臭ったり、味わわせてくれるものです。私たちは、外界の情報を、感覚を通して受け取っています。感覚統合療法は、脳の3大栄養素といわれる、触覚(触る)、前庭覚(バランス)、固有覚(からだの感覚)をしっかり取り入れた遊びや活動を通して、子どもの発達を促していきます。楽しく遊ぶことを通して、ことばの発達、運動の発達、情緒の発達を促し、子どもたちの世界を広げていきます。

療育の流れ

  • 集団での困り感

  • 親からの生活の中での情報収集

  • 作業療法士が分析し、作業療法の視点(感覚統合)からの評価

  • 療育プログラムの作成

感覚統合がうまく行われていないと?

感覚面

  • 触られることを嫌がる
  • 電話音など特定の音が嫌いである
  • 自分で頭を叩く
  • いつまでもジャンプする

情緒面

  • 不注意、集中ができない
  • 順番が待てない、すぐに怒る
  • 気分の切り替えができない、こだわりがある

言語面

  • 言葉が出てこない
  • 話しかけても振り向かない
  • 自分が思っていることをうまく言えない
  • 助詞の間違い

対人面

  • 友達とうまく遊べない、みんなと同じ行動ができない
  • ルールの理解ができない

動作面

  • じっとしていられない
  • 跳び箱、縄跳びやボール投げなどが大きな運動が苦手
  • ひも結びや箸の使い方など細かな運動が苦手

療育について

療育内容

  1. 子供たちが自分から求めている、楽しいと思える活動(やってみたい)を、
  2. 子供たち自身が自分から能動的に行い(やらされるのではなく)、
  3. うまくいったと実感できること(成功体験)

3~4人のグループで行っていきます。
お集まりや母子遊びを行った後、それぞれのこどもさんにあった遊びを提供していきます。
体を動かして遊ぶ中で、人や物への興味を引き出していきます。また、遊びの中でのやり取りで言葉を引き出していきます。

家や園、学校でのかかわり

家や園、学校でのかかわりイメージ画像
  • 身辺自立(食事、トイレ、着替え、整容など)
  • お勉強のこと(絵、文字がかけないなど)
  • 運動のこと(縄跳び、鉄棒、跳び箱、自転車が苦手など)

その他どのようなことでも担当の作業療法士にご相談ください。アドバイスいたします。

療育のイメージ

子供の出来ないを大人が後押しして子供の出来ないを手助けする

  1. やりたくない
  2. やってみる
  3. 達成する
  4. 自信がつき新たな成長と挑戦

評価制度

県指定の評価表にて放課後等デイサービス事業所の評価を行っており、集計結果は事業所にて開示しています。

広島県「放課後デイサービスガイドラインについて」(外部サイト)